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井ヶ田PURE GREEN

2011年3月10日

「携帯パソコンで手話通訳」
 
聴覚障害者が携帯用のパソコンを持ち運び、インターネットのテレビ電話機能を使って
手話通訳者と会話することによって、病院や行政機関、商店などでのコミュニケーションを
円滑にする実証実験に、神奈川県藤沢市のNPO法人「シュアール」が取り組んでいます。

遠隔手話通訳とは、テレビ電話の要領で聴覚障害者に手話の通訳を提供するもので、
店舗や窓口に常設する「設置型」の実証実験はすでに開始しており、実用化に向けて実証実験が進んでいます。
現在、多くの市町村で公的な手話通訳が提供されていますが、手続き上の問題や、
使用できる範囲、手話通訳の交通費や通訳料を自ら負担する必要もあります。
今回の実証実験では、高速通信端末を活用して聴覚障害者自身がノート型パソコンを持ち歩き、
通訳を利用できる「携帯型」だけでなく、将来的には、"手話通訳を24間365日提供する"ことを目指しています。

これによって、110番や119番通報などトラブルが起こった際、
緊急かつ短時間の場面において手話通訳を利用できる質の高いサービスが期待されます。
今後は、ノート型パソコンやネットブックをベースとした手話専用総合携帯端末を開発し、
これまでの手話通訳に関わるあらゆる課題の解決を目指すということです。

2011年3月09日

「心のケアに寄り添って」
 
ニュージーランド・クライストチャーチ市の大地震から2週間が経ち、
被災して安否が分からない日本人の家族のうち、当地には今も20人余りが滞在していますが、
家族の心のケアに当たっている日本赤十字社の槙島敏治医師が
「安否確認の長期化で余計なストレスがかかっている」と指摘しました。

牧島さんは先月初めに現地入りしました。
当初は憔悴しきった家族から「今は話しかけないで」と面談を断られたそうですが、
それでも現地対策本部が行なっている、家族への説明会で声をかけているうちに、
少しずつ打ち解け、宿泊先に招き入れてもらえるようになりました。

日赤は市内のホテルに家族がいつでも立ち寄れる「カフェ」を設け、経験豊富な看護師らが待機。
そばにいる、話を聞く、共感するという姿勢で対応しており、
1日7~8人が数分から数十分を過ごし、穏やかな顔の人が増えてきたということです。
しかし、槙島医師は「疲労や心配が軽くなったわけではなく、次に備えて気を張っているだけ。
精神的・肉体的な疲労は想像を絶する」と話しています。


2011年3月08日

「アジアグリーンシティ指数」
 
このコーナーでは、世界の様々な環境のお話をご紹介していますが、その注目の高さから、
世界規模で様々な取り組みが行われていますよね。
活動の幅も、個人レベルから自治体、国を挙げて行われているものまで、実に多種多様といえますが、
環境に配慮した取り組みを行う上で問題とされる点は、日進月歩の科学技術や都市機能との共生ではないでしょうか。
そこで今日は、昨日のフジサンケイ・ビジネスアイで取上げられた、
イギリスの研究機関が発表した「アジア・グリーン・シティー指数」についてご紹介しましょう。

この「アジア・グリーン・シティー指数」は、ドイツの企業がイギリスの研究機関に委嘱して算出したもので、
アジアの13の国と地域にある22都市を「環境との調和」という観点から評価した結果、
シンガポールが総合ランキングの首位になりました。

アジア・グリーン・シティー指数は、急速に進展する都市化が、どのように地球環境へ影響するのかを調査し、
その結果を元に、環境問題への効果的な取り組みについてアジアの各都市がノウハウを
共有することを目標に行なわれました。
今回首位に立ったシンガポールは、経済成長と環境保護の両立を目指す持続可能な都市作りが
高く評価されたということです。

調査では、エネルギー供給と二酸化炭素排出量、建物と土地の利用、輸送、ごみ処理、
水道、公衆衛生、大気汚染、環境政策の8つの項目について、
それぞれの国や都市が公表したデータを元に国際比較を行ないました。
なお利用できるデータの質や量が均等でないため、厳密な順位付けはせず、平均値との差からランク付けをしています。
日本からは東京と大阪、横浜がエントリーしていて、今回発表された指数によりますと、
いずれも「平均以上」にランク付けされているということです。

全体的な傾向では、1人当たりのGDP・国内総生産が大きい都市ほど、環境配慮度が高くなりました。
また所得が高くなるにつれて、1人当たりの水の消費量が増える傾向にありますが、
1人当たりのGDPがおよそ2万ドルを超えると逆に減っていったということです。
これは、住民の所得が高くなると、上下水道のインフラ整備にあてる行政の予算が増え、
資源利用効率が高まるほか、市民の環境意識も高まるためとみられています。
しかし物事は一長一短で、市民の購買力が高まると、一般にCO2の排出量も増加する傾向にあり、
急速に都市化する中で、このバランスをとることが急務となっています。

環境と調和した都市づくりで最も重要な要素として挙げられるのが、行政の積極的な姿勢です。
今回アジア・グリーン・シティー指数で首位を獲得したシンガポールは、資源に乏しい国でしたが、
1965年にマレーシアから分離独立して以来、持続可能な開発に力を入れてきました。
1971年に大気汚染防止法を制定し、翌72年には環境省(現在の環境・水資源省)を設立。
1992年と2002年には「シンガポール・グリーンプラン」をそれぞれ策定し、
おととしからは、20年先の環境を見据え行政と民間が協力して推進する
「持続可能なシンガポール構想」に取り組んでいます。

日本のアジア・グリーン・シティー指数は、対象となった東京、大阪、横浜のいずれの都市でも
高い水準を記録していますが、実際に私たちの生活を振り返り、日々の環境に関するニュースに目を向けると、
まだまだ改善すべき点が多くあるように思います。
今回調査が行なわれた水、空気、公衆衛生といった項目は、全て私たちが生きていく上で必要不可欠なものですよね。
一方で建物と土地の利用や輸送、ゴミ処理などは、より便利な生活を送る上では欠かせない要素です。
私たちの生活だけを、あるいは環境だけを守るというのではなく、生活の質の向上と、
環境への配慮を両立させ、どちらも高めていくことが、これからの課題なのではないでしょうか。
そのために私たちが今できることは何かを考えていくことが、必要なのだと思います。

2011年3月07日

「身に覚えのない大金が突然自分の口座に!?」
 
厳しい経済状況が続く昨今、誰でも「金銭的な余裕がいくらかでもあれば」と考えることも多いと思います。
「もし宝くじが当たったら、もし給料が上がったら・・・」など、お金についてあれこれ考えを
めぐらせるとキリがありませんが、
しかしある日突然、身に覚えのない大金があなたの銀行口座に入っていたとしたら、皆さんはどうなさるでしょうか?
そこで今日はイギリスから、そんな夢のような状況に直面したある男性のお話をご紹介しましょう。

イギリス、デイリー・ミラー紙などで取上げられたこの男性は、
世界有数の航空宇宙関連合金メーカー、アルコア・ハウメット社の工場で働く技術者です。
月給2000ポンド(およそ26万円)を受け取っていたという男性は先日、
会社からの給与明細を確認し、そこに書かれていた思いがけない数字に思わず目を奪われました。
そこには、自分がもらうはずの金額より3桁も多い200万ポンド(およそ2億6000万円)という数字が並んでいました。
普通に働けば83年分に相当する大金が突然支払われ、男性は息をのんだそうです。

このときの男性の様子について、労働組合リーダーのアンディ・マーレイさんは
「彼はすごく興奮していた」と振り返っていますが、理由も分からず、知らぬ間に口座のお金が
膨大な金額になっていたとしたら、興奮するのは無理もないかもしれません。
しかし、2億円を超える大金を振り込まれたこの男性は、心を惑わされることもなく
、 すぐに上司に連絡し、間違いを指摘しました。
男性からの指摘を受け、事態を把握した会社側はすぐに修正して、
彼の口座に記録された金額を戻す手続きを取りました。

この一件に関してアルコア・ハウメット社のスポークスマンは、
男性の正直さを社長が称賛したと話した上で「社員の質の高さが現れている」とコメント。
正しい行動によって、従業員の人間性が示されたことに満足しているということです。
ただ一方で、これだけの金額を間違えた問題は会社としても見過すことはできないとして、
どのようにして起こったのかを、現在調査しています。今一度、情報管理の徹底が求められているようですね。

2億6000万円というのは、そう簡単に手にすることのできない金額ですから、
これほどの大金が突然振り込まれたとしたら、嬉しいというよりも、驚いた、怖くなったという
感覚の方が強く感じるのかもしれません。
宝くじなど、運で呼び寄せた大金というのも当然あると思いますが、
このコーナーで過去にいくつかご紹介しましたが、宝くじが当たったからといって、
必ずしも幸福になるわけではなく、むしろ不幸になってしまったというエピソードもご紹介したことがあります。
突然手に入ったお金や、身に覚えのないお金に頼っては、そう簡単に幸せを得ることは、
出来そうにないのかもしれません。
いずれにしても、自分自身に誠実さをもって取り組んで得たお金が、
その後の人生を豊かに、実りあるものにしてくれることは間違いないでしょうね。

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