「携帯パソコンで手話通訳」
聴覚障害者が携帯用のパソコンを持ち運び、インターネットのテレビ電話機能を使って
手話通訳者と会話することによって、病院や行政機関、商店などでのコミュニケーションを
円滑にする実証実験に、神奈川県藤沢市のNPO法人「シュアール」が取り組んでいます。
遠隔手話通訳とは、テレビ電話の要領で聴覚障害者に手話の通訳を提供するもので、
店舗や窓口に常設する「設置型」の実証実験はすでに開始しており、実用化に向けて実証実験が進んでいます。
現在、多くの市町村で公的な手話通訳が提供されていますが、手続き上の問題や、
使用できる範囲、手話通訳の交通費や通訳料を自ら負担する必要もあります。
今回の実証実験では、高速通信端末を活用して聴覚障害者自身がノート型パソコンを持ち歩き、
通訳を利用できる「携帯型」だけでなく、将来的には、"手話通訳を24間365日提供する"ことを目指しています。
これによって、110番や119番通報などトラブルが起こった際、
緊急かつ短時間の場面において手話通訳を利用できる質の高いサービスが期待されます。
今後は、ノート型パソコンやネットブックをベースとした手話専用総合携帯端末を開発し、
これまでの手話通訳に関わるあらゆる課題の解決を目指すということです。