神はサイコロを振らない

神はサイコロを振らない

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言葉にならない煩悶をぶちまけるような激しさと、そんな想いにそっと寄り添い、慰めるような静けさと――
「神はサイコロを振らない」の音楽には、一見相反するそれらが共存し、両極が互いに引っ張り合うことで生じる、凄まじい熱量とダイナイズムがある。たしかな演奏テクニックを軸に、各楽器が〝歌っている″かのように奏でる情感豊かなフレーズ、効果的に取り入れられた変拍子、予想を裏切る展開で聴き手を驚かせるメロディーライン。混じり気のないホンモノをいつも探し求めているような、時に哲学的でピュアな歌詞。そして何より、ボーカル・柳田周作の、低音からファルセットまでを自在に浮遊する、叫びと囁きとを巧みに操るエモーショナルな歌声。ライブでは、静と動のメリハリの付け方が巧みで、場の空気を完全にコントロールしてしまうバンドでもある。音が鳴った瞬間、世界に引き込まれ、鳴り止むと催眠術から覚めたかのように、こちらの世界へ。リアルな手触りを伴う幻想的なトリップ体験で、抗い難い中毒性がある。

全作詞作曲を手掛けるリーダー・柳田は、宮崎県で生まれ、祖母から買い与えられたアコースティック・ギターを手に、5歳で初めて曲をつくったという、早熟の天才肌。弾き語りのネット配信に没頭したソロ期を経て、バンド活動に興味を抱くと、進学した福岡の大学で出会った吉田喜一(Gt)、桐木岳貢(Ba)、黒川亮介(Dr)に声を掛け、2015年に「神はサイコロを振らない」を結成。以来、ライブシーンのど真ん中で経験値を積み上げてきた。

埋もれてしまわないものを、と辿り着いたバンド名の由来は、現代物理学の父、アルベルト・アインシュタインの言葉。観測される減少が偶然や確率に支配されることもある、とする量子力学の曖昧さを批判したもので、アインシュタインは「そこには必ず物理の法則があり、決定されるべき数式がある」との立場から、“神”を比喩として用いた。オーディエンスを夢見心地に誘いながら感情を揺さぶる、あの「神はサイコロを振らない」の“美しき音のカオス”もまた、「型にはまらない、誰にも似ていない音楽をつくりたい」という絶対的な“法則”に従い、生み出されている。つまり、彼らを司る“神”は彼ら自身なのである。「神はサイコロを振らない」がこれからどんな世界を創成していくのか?目の離せない存在がシーンに出現した。

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@kami_sai

柳田 周作 (Vo.)@uentudaikon

黒川 亮介 (Dr.)@amazones3787

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