
アヒルと鴨のコインロッカー
仙台在住の人気作家、伊坂幸太郎氏のミステリー『アヒルと鴨のコインロッカー』(第25回吉川英治文学新人賞受賞作)を原作に、オール仙台ロケで撮影された映画『アヒルと鴨のコインロッカー』。せんだい・宮城フィルムコミッションが制作を支援、仙台を舞台にストーリーが展開し、テーマソングになっているボブ・ディランの名曲「風に吹かれて」が印象的に流れる。この夏の全国ロードショーに先駆け、5月12日に仙台先行ロードショーが決定している話題作。
●原作:伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」(創元推理文庫刊)
●監督:中村義洋
●脚本:中村義洋、鈴木謙一
●出演:出演:濱田岳、瑛太 / 関めぐみ、田村圭生 / 松田龍平 / 大塚寧々ほか

大学入学で仙台にやって来た、椎名。初めての一人暮らしが始まる引っ越してきたその日に、奇妙な隣人・河崎に出会った。しかもその日いきなり「本屋を一緒に襲おう」と持ちかけられ、あれよあれよという間に一緒に広辞苑を奪うことになってしまう。なぜ襲わなければならないのか?なぜ広辞苑でなければならなかったのか??その裏には2年前のある出来事が・・・。河崎が語る、ブータン人留学生・ドルジと、その恋人で河崎の元カノ・琴美との3人の日々。わけが分らないまま、その物語に無理やり引きずり込まれる椎名。その謎解きの大きな鍵を持つ美人ペットショップ店長・麗子。男女を超えた人と人との静かな愛の物語を紡ぐ「神様」ボブ・ディランの歌声。その答えは吹く風の中なのか・・・?
ラストにはどんでん返しの仕掛けがある都合上、あまり詳しいストーリーは紹介出来ない。しかし最後は、心にしみこんでくるような静かな感動と切ない思いにつつまれる作品であることは間違いない。

オール仙台・宮城ロケ
原作どおり、仙台を舞台にストーリーが進行してゆくこの作品。中村監督は仙台にこだわり、オール仙台・宮城ロケを敢行。せんだい・宮城フィルムコミッションの協力の下、多くのロケーション協力者・エキストラボランティアの方々が参加して映画は撮影された(ごく一部季節の関係などにより仙台以外で撮影されたカットあり)。物語りの始めのほうに登場する「襲われる本屋」はじめ、「八木山動物公園」「JR仙台駅コインロッカー」など身近な風景が映画の舞台となって登場する驚きもまた、この映画を観る上での楽しみのひとつでもある。

W主演は『シュガー&スパイス 風味絶佳』など、個性派俳優として注目を集める若手ホープ・濱田岳と、映画『嫌われ松子の一生』やTVドラマなどで人気急上昇中の、いまもっとも旬な実力派俳優・瑛太。 ヒロインには、『ハチミツとクローバー』など、さわやかで凛とした魅力を放つ関めぐみ。そして、存在感ある演技で話題作への出演が相次ぐ松田龍平など、次代の日本映画界を担うフレッシュな俳優たちが集結。また、透明感と知性を兼ね備えた大塚寧々が物語に深みを与えている。

映画の中のもうひとりの主役ともいえるのが、“神の声”ボブ・ディラン。アメリカ本国でも原盤使用許可を得るのが困難な、ボブ・ディランの曲が全編に鳴り響く。椎名と河崎との出合い、本屋を襲う場面、そして大切なラストにも・・・。ボブ・ディランの名曲「風に吹かれて(Blowin' In The Wind)」が随所に使われ、単なるテーマ・ソングといった存在を超越している。音楽好きな伊坂氏ならではの台詞などもあり、こちらも気づく方だけ楽しんで欲しい。
映画『アヒルと鴨のコインロッカー』オフィシャルサイト
http://www.ahiru-kamo.jp/
●配給:株式会社ザナドゥー
●協力:せんだい・宮城フィルムコミッション
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