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ちょっと贅沢な秋のティータイムはいかが…?台湾発の高級烏龍茶を体感!

1970年前後から輸入されていた「烏龍茶」。
1981年2月に伊藤園が世界で初めて缶入りウーロン茶を商品化し、同じく12月にサントリーが"油分の多い料理に適し、飲み口もサッパリして後を引かない"というキャッチフレーズと併せて缶入りウーロン茶を発売し、冷やしても美味しく手軽に烏龍茶を飲むことが出来るという日本独自のスタイルが生まれました。
それからは、焼酎を烏龍茶で割った"ウーロン割り"が登場したり、お茶漬けのお茶に利用したりと、「烏龍茶」は緑茶と同じくらい身近なお茶として親しまれています。


「烏龍茶」の代表的な銘柄といえば、中国が生産地の【武夷岩茶】、【鉄観音】、【水仙】、台湾が生産地の【凍頂烏龍茶】、【東方美人】などがあります。
今回は、その中でも、300種類以上ものお茶がある台湾で"最高峰"と言われている【東方美人】に注目してみました。


この【東方美人】は、豊かで奥深い香りと紅茶のダージリンのような甘味が特徴の烏龍茶です。
烏龍茶も紅茶も緑茶も、もともとはツバキ科の「チャノキ」から作られていますが、摘んだ後の茶葉の発酵度合いによって味に違いが出てきます。
烏龍茶は、発酵度の低い緑茶と完全発酵の紅茶の中間に位置する種類で、中でも【東方美人】の発酵度はより紅茶に近いため、味に甘さが残るというわけです。

長年"粗悪品"とされていた【東方美人】が、何故オークションで100グラム60万円の値がつく程の"高級茶"になったのかといいますと…

「19世紀後半、東方美人の産地・台湾新竹県には、中国福建省の移民が住んでいました。貧しい移民の飲むお茶は、売り物にならない粗悪品ばかり。 ある日、農家の娘が奉公先の外国貿易商の家でいつものようお茶を飲んでいると、その匂いに誘われて現れた主人がそのお茶を飲んでみたところ、その素晴らしい香りと味に感動し、"これは高く売れる!"と確信しました。 その後、19世紀末から20世紀に入って欧米諸国に輸出され、主人の予想通り大人気となりました。そして、ある商人からの献上で英国の女王がこのお茶を飲み、琥珀のような茶湯の美しさに惹かれ、渋みがなく、まろやかでフルーティーな味わいの絶妙さを絶賛し"オリエンタル・ビューティ(Oriental Beauty)"と名付けたこのお茶が、"東方美人"として台湾に逆輸入されました。」

ほとんどの台湾茶は、春に収穫されたものがよいと言われていますが、【東方美人】は梅雨時期の6月から初夏の7月上旬に茶葉の収穫が行われます。
摘まれるのは、小さくて害虫の被害を受けた新芽ばかりです。
この"傷物"の茶葉だけが高級茶葉の東方美人になれるということなんですが、その重要な役割を担うのが「チャノミドリヒメヨコバイ」またの名を「ウンカ」と呼ばれる、体長わずか2ミリのセミに似た虫です。
綺麗な翡翠色をしていますが、お茶の汁を吸って茶葉を枯らしてしまう"害虫"で、日本でも梅雨の時期に大発生し、稲作農家の皆さんを泣かせるやっかいな虫です。
この「ウンカ」に噛まれた茶葉は、黄緑色に変色し、新芽のまま成長が止まります。
ある論文によりますと、「ウンカ」がお茶の汁を吸う時に出す唾液のような分泌物が、葉の細胞にある成分と反応を起こすことによって、茶葉自体が熟した果実や蜂蜜のような独特の甘い香りを持つようになると言われています。
「ウンカ」を殺さないためにも完全無農薬で栽培され、その茶葉を、1芯2葉で一つ一つ丁寧に手摘みされる【東方美人】は、他の台湾茶に比べて生産量が10分の1しかないため、台湾中でも争奪戦が行われることによって、高価な値がつけられています。
ちなみに、【東方美人】と同じように「ウンカ」の害を逆用して生まれた茶葉には、紅茶のダージリン・ティーもあります。


さて、今回実際に体感した【東方美人】は、旬のお茶はもちろん、オリジナルのブレンドティーやフレーバードティーなど、ジャンルにとらわれない世界のお茶専門店「LUPICIA(ルピシア)」の"徐耀良(シュイ・ヤオリャン)"東方美人茶です。
これは、名人と言われる徐耀良さんの手によって生み出された貴重な東方美人茶葉ということで、普段は通信販売でしか購入することが出来ないそうです。


この貴重な茶葉を美味しく淹れるコツは、中国茶器などがあればベストですが、普通の急須でも大丈夫だそうです。

5グラムの茶葉に対して

200ミリリットルのお湯を入れ(お湯の温度は通常の中国茶よりも高めの80度から90度にします)

1分ほど浸出させればOKです。

煎出回数は、6回から8回ということで、長く楽しむことが出来ます。

紅茶のような香りなんですが、飲んでみると、とてもスッキリとした烏龍茶の味なんですね。

もちろん砂糖などの糖分は一切入っていませんが、ほんのぉ~りと甘味も感じるので不思議です。そして、渋みがないので、クイクイと何杯も飽きることなく飲めてしまいました。

ビタミンが豊富でカフェインが少ない東方美人茶は、秋の夜長にピッタリのお茶です。

今回ご紹介した"徐耀良"東方美人茶は、ザ・モール仙台長町Part2の2階にあります世界のお茶専門店「LUPICIA(ルピシア)」仙台長町店だけで購入することができます。数量限定です。お値段は、25グラム限定ラベル缶入りで3,000円(税込み)です。
他にも、1999年9月に起こった台湾大地震の際に偶然生まれた奇跡の烏龍茶「貴妃茶」や濃厚で豊潤な甘さにほのかな酸味が隠し味となった「巨峰」や「栗」、「リンゴ」などの秋らしいフレーバードティーもありますので、大切な方へのプレゼントとしてもいかがでしょうか?

投稿者 : 番組スタッフ | 投稿日 : 2007年09月17日

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