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「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてんだ!」
…などの名セリフを生み、2度も映画化された「踊る大捜査線」シリーズ。2003年に公開された「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」は、興行収入173億5千万円で邦画史上歴代トップを誇っていますが、この大記録を"超えちゃうかもしれない!?"と言われている超話題の映画『HERO』が、9/8(土)に、日本映画として史上最大規模となる全国475スクリーンで公開されました。
『HERO』といえば、SMAPの木村拓哉さん演じる型破りな検事・久利生公平の活躍を描いた大ヒットドラマです。中卒で司法試験に合格し、法廷でも革のジャケットにセーターというスタイルの久利生検事が保身に走らず"真実"を追い求める姿や松たか子さん演じる事務官・雨宮舞子との恋の行方が視聴者の心を捕らえました。
2001年に放送された連続ドラマ全11話は平均視聴率歴代1位となる34.3%をたたき出し、昨年放送されたスペシャル番組も視聴率30%超えを果たしています。
また、ドラマ版『HERO』にはこれまで、世界各国から"リメイクをさせて欲しい"という依頼が殺到していたそうですが、"久利生公平というキャラクターは木村拓哉以外ありえない"という理由から、フジテレビがそのオファーを全て断わっていたというエピソードもあります。
さて、映画版『HERO』は、久利生検事が6年振りに城西支部に戻り、地検の仲間と再会したシーンから始まります。
今回は、久利生検事がある傷害致死事件をめぐって刑事事件無罪獲得数日本一を誇る豪腕弁護士・蒲生一臣と法廷で対決。これがストーリーの大きな軸となり、さらに、事件は東京地検特捜部が追っていた大物代議士・花岡練三郎の贈収賄疑惑が絡み、久利生検事は最大の窮地に追い込まれていきます。
事件解明のため、事務官の雨宮と2人でようやく辿り着いた情報を元に韓国・釜山へ向い、韓国のエリート検事、カン・ミンウに捜査協力を要請しますが……さてさて、事件はどうなっていくのでしょうか…。
冷静な戦術で久利生検事を何度も何度も窮地に追い込む弁護士・蒲生一臣を演じるのは歌舞伎界の第一人者である松本幸四郎さん。そして、事件に大きく絡む大物代議士・花岡練三郎役にはエンターテインメント界の大御所・タモリさんが本名の「森田一義」として挑み、救いようのない悪役ぶりを見せてくれています。
それから、韓国のエリート検事のカン・ミンウ役は、日本映画初出演で"前から木村さんと共演してみたかった"と語る韓流スター、イ・ビョンホンさんが演じています。
久利生検事と蒲生弁護士が法廷で火花を散らす場面や、久利生検事と雨宮事務官をはじめ城西支部の仲間たちが一丸となり、寝食を忘れて証拠捜しに奔走し、事件解明の糸口が見つかっていくストーリー展開にグイグイと引き込まれますし、ドラマ版同様城西支部の面々の会話や動き、表情の機微に"笑える要素"が細かく散りばめられていますので、最初から最後まで見逃せないという感じです。もちろん、不器用なところは不器用で真っすぐなところは怖いぐらい真っすぐという久利生検事と雨宮事務官の恋の行方も気になるところですが、こちらも"かなり"見ものです!
それから…
「これは、里山さんという人の命の重さを知るための裁判なんです!」
…これは映画の予告やCMなどでたびたび登場していた久利生検事のセリフですが、まさにこの映画ではこのセリフが大きなテーマとなっているような気がします。
人の命以上に大切なものはあるのか…そんなことを改めて考えさせられ、人の命以上に自分の地位が大事だと思う人間を"素直に"憎いと思える内容になっていると思います。
映画版『HERO』は、10/4に開幕する釜山国際映画祭でのオープニング上映や韓国での250館をはじめアジアでも過去最高規模での上映が決定している他、アメリカやヨーロッパでの公開も視野に入れて英語字幕版も完成済みです。
決定稿まで1年がかりで25稿まで作られたという脚本の中には、久利生検事が特捜部に異動して大型事件を扱うといったスケール感たっぷりのものもあったそうですが、"6年経っても変わらずコツコツやっていることがファンの期待に応えることではないか"という考えから今回のストーリーになったそうです。「踊る大捜査線」シリーズにも同じことが言えると思いますが、"年月が経ったことでファンを置き去りにしたくない"という作り手の想いが、作品をヒットへと導くのかもしれません。
宮城県内では、MOVIX仙台、MOVIX利府、ワーナーマイカルシネマズ名取エアリ、仙台コロナシネマワールドなど8館で公開されています。
皆さんも、是非、映画館でご覧になってみて下さい。
投稿者 : Weblog Master | 投稿日 : 2007年09月10日
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